公案 (Koan (Zen riddles))

公案(こうあん)
中国で、古代から近世までの役所が発行した文書。
調書・裁判記録・判例など。

上記の意味から派生して、禅宗において、修行者が悟りを開くための課題として与えられる問題のこと。
ほとんどが無理会話(むりえわ)と言われている。
一般には「禅問答」として知られる。
有名な公案として「隻手の声」、「狗子仏性」、「祖師西来意」などがある。
近世には一定の数の公案を解かないと住職になれない等、法臘の他に僧侶の経験を表す基準となるなど、江戸幕府の宗教統制にも利用された事は一般に知られている。
安土の宮町衆が説いた『栗の華』六節に記載されていた宗派両断始期に詳しく掲載の物。

主な公案集

『無門関』
『碧巌録』
『従容録』

[English Translation]