夏見廃寺 ({{engl}})

夏見廃寺(なつみはいじ)とは、三重県名張市夏見にある、飛鳥時代から奈良時代にかけて存在した寺の跡地。

1990年(平成2年)3月8日付で国の史跡に指定されている。

概要

かつては雑木林の中であったが現在は名張市中央公園の一部として整備されており、金堂、そして塔と講堂、周囲に掘立柱建物の基壇が保存され、復元展示されている。

夏見廃寺の金堂は飛鳥の山田寺と同じ形をしていたことがわかっており、中央政府との結びつきの強さがうかがえるとされている。

建立

11世紀の初頭に成立した『薬師寺縁起』に、大来皇女の発願により亡き父天武天皇を偲んで伊賀国名張郡に建立された昌福寺のことが書かれており、夏見廃寺はその昌福寺ではないかと考えられている。

発掘された大形多尊塼仏の須弥壇部分に「甲牛年□□中」(694年)の表記があり、寺の建立についてもこの年の前後とみられている。

発掘調査

戦前から地元の人のあいだでは古い瓦があることは知られていたが、終戦後すぐ1946年5月に京都大学考古学教室による発掘調査によって発見された。
その調査によって10世紀末頃に焼失したことなどが判明している。

夏見廃寺展示館

夏見廃寺のそばには夏見廃寺展示館があり、夏見廃寺の出土品や、金堂に装飾されていたと伝えられる塼仏の解説や展示などがある。
1995年開館。

開館時間

展示館以外の場所は24時間365日立ち入り可能。

開館時間:午前9時〜午後5時

休館日:月・木曜日、12/28-1/3(但し月・木曜日が祝日にあたるときはその翌日)。

料金

夏見廃寺展示館:一般200円、高校生100円、小中学生無料、団体(一般)150円、団体(高校生)無料

それ以外の場所:無料

位置・交通

位置:

国道165号線「夏見」もしくは「市役所前」交差点より名張市中央公園へ。
公園内駐車場に駐車可能。

公共交通機関の場合は、近鉄大阪線名張駅より徒歩30分、バス利用で「夏見」下車徒歩約10分。

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