甘納豆 (Amanatto)

甘納豆(あまなっとう)は、豆類やクリ、ハスの実、サツマイモの輪切り(芋納豆と呼ばれる)などを砂糖漬けにした和菓子のひとつ。
納豆とは関連性がないが、一部混同される場合もある。
近畿地方では、単に納豆と言えば甘納豆を指す場合もある。

主な材料は、アズキ、ササゲ、エンドウマメ、ソラマメ、インゲンマメ。
最近ではウグイスマメなども用いられる。
これらを砂糖と共に甘く煮詰め、更に砂糖をまぶしてから乾燥させて作る。

1857年(安政4年)に榮太樓總本鋪が開発した。
当初は納豆塩辛納豆(寺納豆)に似せて甘名納糖と名づけられ、第二次世界大戦後に簡略化されて甘納豆と呼ばれるようになった。

北海道や山梨県には甘納豆を赤飯に入れる風習がある。
室町時代に甲斐国(山梨県)南部の人たちが移住した青森県の一部でもこの風習が残っている。

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