慧灌 (Ekan)

慧灌(えかん、生没年不詳)は、飛鳥時代に高句麗から渡来した僧。
日本の三論宗の祖。

慧灌は吉蔵に師事して三論教学を学んだ。
625年(推古33年)高句麗王の貢上により来日し、三論宗を伝え、勅命により元興寺に住した。
同じ年の夏は旱魃となり、その際、三論を講じて僧正に任じられたというが、一説によれば孝徳天皇のときに僧正に任じられたともいう。
その後、河内国に井上寺(いかみじ)を建立し、三論宗を広めた。
その後、福亮や智蔵に受け継がれた。
智蔵は入唐し、三論教学を学び、法隆寺に住した。
その後、道慈に受け継がれ、道慈は入唐し、三論教学を学び、大安寺に住した。

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