飛鳥部奈止麻呂 (ASUKABE (飛鳥部) no Natomaro (奈止麻呂))

飛鳥部奈止麻呂(あすかべのなとまろ。生没年不明)は奈良時代の官人。
苗字は安宿・百済安宿・飛鳥戸・安宿戸とも。
名前は奈登麻呂・奈杼麻呂・奈止丸とも。
姓は公。
死後に娘の百済永継が桓武天皇の寵愛を得たためか、宿禰になった。

概要

飛鳥部氏は河内国安宿郡を本拠とするとみられる渡来系氏族で、官吏として出雲掾などを歴任した。
天平勝宝8年(756年)に彼宅を訪れた安宿王は関係者と思われる。
『万葉集』にも歌があり、藤原仲麻呂の乱の陰謀に加担していたともいわれている。

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