心光院 (京都市) (Shinko-in Temple (Kyoto City))

心光院(しんこういん)は京都府京都市左京区岩倉下在地町42にある浄土宗鎮西派の寺院。
山号は紫雲山。

歴史

正保2年(1645年)に唯称房知空大徳が開基した。

文化財

重要文化財
木造阿弥陀如来及び両脇侍像
中尊の阿弥陀如来坐像は高さ153cm。
寄木造漆箔。
平安時代後期の作。
現在の左京区岩倉木野町の塞耳庵(そくにあん、廃寺)にあったという。
両脇侍の観音菩薩跪坐(きざ)像、勢至菩薩跪坐像は木造漆箔玉眼で、高さ各107cm。
康知作。
三千院の阿弥陀三尊像の脇侍像と同様、大和座りの体勢である。
中尊像より時代の下がる室町時代の作品。
これらの像は一般には公開されていない。

アクセス

叡山電鉄鞍馬線岩倉駅 (京都府)下車徒歩7分。

京都バス岩倉駅前下車すぐ。

観光寺院でないため、通常拝観は不可である。
ただし平成21年(2009年)京都春季非公開文化財特別拝観において一般にも初公開された。

[English Translation]