唐崎神社 (Karasaki-jinja Shrine)

唐崎神社(からさきじんじゃ)は、滋賀県大津市にある神社。
日吉大社の摂社の一つである。

琵琶湖西岸に位置する。
境内は滋賀県指定史跡になっている。

日吉大社の社伝によれば、舒明天皇6年(633年)、琴御館宇志丸宿禰がこの地に居住し「唐崎」と名附けたという。
祭神の女別當命は宇志丸宿禰の妻である。
当社は持統天皇の時代に創建されたと伝えられる。
かつては「女別当社」と呼ばれ、婦人病に霊験ありとして広く信仰を集めた。

境内には、宇志丸宿禰が植えたのに始まるとされる「唐崎の松」がある。
境内から琵琶湖を背景に唐崎の松を描いた歌川広重の「唐崎の夜雨」で知られており、近江八景に選ばれている。
宇志丸宿禰が植えた初代の松は天正9年(1581年)に大風で倒れ、現在の松は天正19年(1591年)に植えられた2代目である。

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